バリアフリー-「蛍の宿」
リフォーム大作戦の連載も最終回となり、やりたい放題とはいえ四苦八苦した設備系の工夫をご紹介。

まずは長屋タイプの間取りにありがちな玄関からの細長く薄暗い通路の採光だけれど、下駄箱の上の北側室との境が板壁なのを幸いに引く職人さんを口説いて径600の円窓を切り抜いてもらった。前面を和紙で覆って裏側に手持ちのプラスチック製ペンダントシェードに熱感知型のセンサー付きLED球を取り付けて玄関のヒトの往来に自動点灯し、下駄箱の天板に置いたガラス花器の草花が逆光に浮かび上がってまずは来客をおもてなしする仕掛け。
さて室内では随所の開口部に框の段差があって薄暗がりや慣れないとケ躓いて生爪を剥がしたり転倒しかねない。そこで今度は配線の要らない乾電池型の人感センサー付きLEDライトを足下に付けまくった。おかげで夜間はもとより日がかげったりすると進むにつれて足下が蛍火のように仄かな灯に照らされる。五ヶ月たっても電池が保っているからマァマァ使えそうです。
蛍火に導かれて南面のバルコニーに出て夜景を楽しむには手元・足下が暗いので外部電源が無いかわりに、小型のソーラーパネルにつないだバッテリーユニット付きのLEDライトを取り付け、折からの冬の寒風の中、酔狂にも防寒コートを着込んで震えながら季節外れの「蛍カフェ」を楽しんでいる。
その他、室内気候については夏場は高層階のせいもあって、南北の開口部を開け放てば風の通りがよく冷房は不要だそうだし、初体験のこの季節でも日中は陽光が射し込んで暖かく、夜間は室内中央にデンと据わる深夜電力利用の大容量(460L)湯沸タンクの収納扉を開けておくとホンノリ暖かく、最小限の暖房でこの冬を乗り切りたいものです。でわご愛読に感謝しつつ良いお歳をお迎えください。
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